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チューリップ畑
大正時代から始まった砺波地方ではチューリップ栽培が始まりました。戦時中は、食糧増産政策により栽培は一時中断しましたが、農家は庭などで種球根を育て続けました。その後、県内各地へ広がり現在では、富山県はチューリップ球根生産(H15年度:3350万球)が日本一となっています。富山県内の主要生産地は、高岡市(704万球)・入善町(673万球)・砺波市(662万球)・南砺市(623万球)・滑川市(202万球)です(数値は、H15年球根出荷量)。なおチューリップ切花生産の日本一は、新潟県です。
砺波地方および富山県でチューリップ生産が盛んとなったのは自然条件(気温、日照時間、肥沃な土地、豊富で良質な水など)が適しているからです。
- 積雪の多い砺波地方では、秋に植えられた球根は冬の間雪の下で適度な温度と湿度で保護されます。
- 開花後の4〜6月は、地下にある球根が肥る時期です。この時期の砺波地方は天気がよく、日本有数の日照時間があります。
- チューリップの育成には多くの水が必要となります。豊富な雪解け水があるため、充分な水をチューリップに与えることができます。
近年のチューリップ自由化により、安価なオランダ産球根が激増し栽培を止める農家が増えています。昔に較べるとチューリップ畑が減り、砺波地方の春の風物である「チューリップの絨毯」が少なくなりました、残念〜。
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